人生のセーブポイントには記念写真を。

写房日誌

2020/08/24

突然ですが、 “ハレとケ ”という言葉はご存知でしょうか?

“ハレ”とは、お祝いやお祭りなど非日常という意味。
おめでたい言葉として「ハレ着」や「ハレ舞台」というものがあります。

“ケ” とは、普段の生活や日常という意味。
日々の暮らしはそう波乱万丈ではなく、大きな変化もなく繰り返されます。

“ハレとケ”とは、単調な日常を健全に持続するためのサイクルのことで、まじめな日本人らしい古来よりの世界観なのです。

記念写真を撮るべきタイミングとは。

入学するとき、成人するとき、結婚するとき…。
人生には節目があります。

「ここまでよく頑張ってきた、明日から新たなるスタートだ!」という意気込みを込め“ケ”をいったん区切り、“ハレ”の日を設ける。
この「ケジメ(ケ締め)」のタイミングが、記念写真を撮るタイミングに最適です。

ゲームに例えると、記念写真はセーブポイントです。
これから歩む人生の中で、悩んだときやつらい時に立ち返る場所。
そんな風に記念写真を撮ってもらえるといいなぁと思います。

家族の記念写真

どうせならちょっといいものを。

経年により味わい深くなる革靴、刀鍛冶が作る包丁、木工職人が作る木の椅子。

ここぞというときには、使い捨てでないちょっといいものを買いたくなる。
そんな気持ちで記念写真も、ちょっと特別なものを選んでみませんか?

湿板写真(しつばんしゃしん)という新たな選択肢。

余計なものを削ぎ落とし、写真本来の機能である「残す」ということに特化した写真のカタチ。
侘び寂びにも通じるシンプルな美しさが魅力です。

一生モノのその写真は、なんとガラスでできています。

沢山は撮れないけれど、何十年、何百年後もずっと残り続ける、アーカイブ性の極めて高い世界でたった一枚の写真です。

恵文社で湿板写真の暗室作業

撮影というより、体験です。

一枚撮るのにかかる時間はおよそ1時間。
熟練した写真技師が、撮影直前にフィルムを手作業で作ります。

赤いランプの灯った暗室で、自分だけのために使われるフィルムができていく。
そんな様子を眺めながら過ごす時間は贅沢です。

また、ワークショップ形式で作業に参加していただくこともできます。
2人で一枚を仕上げることもできますので、ご結婚の前撮りなどにおすすめです。

飾らず、ありのままの姿を写します。

シンプルにその「人」そのものを写す湿板写真。
この世に生きた証を、孫やその先の世代まで残します。

湿板写真の詳細はこちらから。
メイキングムービーや撮影サンプルがご覧いただけます。

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