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京都国際写真祭 ( KYOTOGRAPHIE ) 2019 湿板写真 ワークショップまとめ

2019.05.9

category : 写房日誌

4/21、4/29、5/5の三日間おこなったワークショップ。無事、終えることができました。参加者のみなさま、立ち寄ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

今回のワークショップでは、準備と仕上げの一部を参加者の方に実際にやっていただきました。体験内容は以下の4行程です!

1.ガラス磨き

磨き残しのないように細心の注意を払いながら、けど神経質になりすぎずに。自分の手で磨くことによって、一枚の写真に対する愛着が増します。

2.暗室見学

暗室作業は見学してもらいました。磨いたガラスにコロジオンを塗布して硝酸銀溶液につけると感光性を持ったガラスフィルムになります。専用フォルダに入れて、いざ撮影です。撮影後には、現像するところも見てもらいました。

3.撮影

被写体となっていただきました。最長で20秒露光。湿板写真は紫外線に感光します。曇天だと、普通の露出計で測ると+1/2 〜 +1 くらいしないとアンダーに写ります。ちなみにISO感度でいうと1くらい。

4.乾燥&ニスがけ

アルコールランプを使って乾燥させていきます。乾いたら、ニスがけをして再度乾燥。約40分〜50分間、おしゃべりしながら、けど真剣に火の上でガラスを振り続けます。けっこう根気のいる作業です。

 

これらの工程を経て、それぞれ2枚のガラス湿板写真を作成し、一枚をお持ち帰り、もう一枚を展示用にいただきました。回を重ねるごとに増えていく箱に入ったガラス湿板写真。5/5の回を終えて合計で18枚のガラスが出揃いました。一枚一枚は、とても個性的で唯一無二の作品。その後5/12までは展示として、元淳風小学校家庭科室に展示されています。

 

会期中立ち寄ってくださった方々とお話をする中で、たくさんの方に ぜひ続けてくれと 暖かいお言葉をもらいました。湿板写真という技法を消滅させない為に私たちが続けなければならないと使命感のようなものを感じました。私たち以外にも湿板写真をされている先輩はたくさんいます。その中でも私たちは私たちなりの形で、湿板写真を次の150年に届けれるように活動していこうと思います。

最後になりましたが、京都国際写真祭 ( KYOTOGRAPHIE )のパブリックプログラムという大舞台でワークショップを開催することができたこと、そのご縁に深く感謝します。

 

 

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