2022.12.6(水)〜12.18(日) 第二回 Classical photograph®︎の魅力 出展

- 期間
2022年12月6日(水)〜12月18日(日)
10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
※12月12日(月)は休館
- 場所
境アルフォンスミュシャ館2Fギャラリーつつじ
- 入場料
500円 ポストカード6枚付
本展示のみ観覧可
中学生以下無料
ミュシャの生きた時代の写真術
アルフォンス・ミュシャが生きた 19 世紀から 20 世紀にかけての時代は様々なアート表現が 誕生するとともに、写真分野においては革新的な写真技術が数多く開発された時代です。
今回、私達はClassical photograph®の手法で、150年前の写真表現を現代に再生することを 試みます。150 年前にタイムトラベルすることは出来ませんが、その当時に作られたものと 同等技術で作られた古典写真的作品を見ることで、時代や場所を超えてミュシャが見た 世界に接近するような 5 つの古典写真技法を用いた作家によるClassical photograph®の写真 展示から感じていただければ幸いです。
古典写真として世に知られている技法を総括的に鑑賞できる展示企画のみならず、市民 ・ ファミリー層にもこれまでに馴染みのない写真現像の暗室などを気 軽 に 体験・体感できる 参加型のイベントも常設し、世界のデジタル化・効率化の過度な進展によって現代人、 特に次世代を担う子供たちが失いつつある「自分で考える力」や「感じ方」などを形成 するために必要な「心」や「人間力」を育て、感受性が豊かな子供たちの知的好奇心を育てる 取り組みも同時開催いたします。
主催 若林久未来
展示について
12組の作家が、ヴァンダイクプリント、湿板写真、鶏卵プリント、サイアノタイプ、ダゲレオタイプなど、様々な古典技法を披露します。
あかつき写房は、「まどにうつす」というタイトルでガラス湿板写真(アンブロタイプ)を展示しています。
まどにうつす
建て替えのため解体される公⺠館を湿板写真で記録しました。
湿板写真はガラスに写真を写します。
撮影時に使用したガラスは公⺠館の窓ガラス。
痕跡、物品、窓越しの風景、関わって来た地元の人など、約80年の建物の歴史を想像しな
がら撮影をしました。
展示に使用しているフレームや机も全て公⺠館で廃棄されるものから作ったものです。
タイトルの「うつす」は湿板写真に「写す」ことで、公⺠館の歴史をガラスに「移す」とい
う意味をこめています。
これらの写真は、後日新しい公⺠館に寄贈される予定です。